Wilson BLADE 98 16X19 V9【ウィルソン ブレード 98 V9 16×19】インプレ レビュー

　フレーム厚：前作と変更なく側面21.0mm（ストレートビーム形状）のうすめのラケット厚と広いストリング・ホールが特徴のラケットに、植物由来のグロメットを採用。

　主な特徴は以下の通り。

・“速さが世界を変える”のキャッチコピー。
・男女各トップ１００の20％以上が使用するという圧倒的人気ラケット。
・前作より縦しなり、横しなり、面ブレを抑えた、カッチリした打感とスピード。（スピンはやや減少）

HYPERーGソフトをで使用したファーストインプレッションは、前作より球持ちが短い！

どちらかと言うとフラットドライブ中心の筆者が使用すると、イメージしている高さより、ボール２，３個低い軌道で返球される。
（ストリングの種類・テンションの調整が必要）

前作より球持ちが少なく反発があるようで、球持ちを好む人は、前作を選択する事をおすすめする。

直線的に反発するので、持ち上げたい方は、角形型のストリングでアシストする必要がある。（球持ちのあるストリング選択も可）

ボレーは楽に飛んでくれるので、飛びすぎに注意が必要である。

ブレードらしさの特徴である球持ち感によるコントロールラケットから、標準的で癖の少ないラケットに仕上がっている。

ベースとなるスペックは大きく変わっていませんが、さらなる面安定と剛性アップやカーボンの編み方を変更することで、ホールドしすぎる遊びが少なくなっている。

今回のカラーに関してはマットタイプのエメラルドグリーンに変更されています。

柔らかい打感と球持ちによるコントロールを重視する方は、旧モデル（V8）を選択し、シッカリ感のあるスピードを重視する方は新モデル（V9）を選択する方が良いと思われます。