LUXILON ALU POWER ROUGH【ルキシロン アルパワーラフ】インプレ レビュー

　今回は、アルパワーシリーズの第一弾としてロジャー・フェデラーがクロス側に使用しているアルパワーラフについて。

　ストリングマシンでテンションをかけるてみると表面がラフ加工しているのでポリとしては伸びるほうである。

　クロスのストリング通しも弾力性をあまり感じず、素直に通せるので張りやすいポリである。

　　ATPプレイヤーなどを中心にいまだに人気のあるアルパワーシリーズのアルパワーラフですが、張って一時間後に使用してみました。

　柔らかさと安定したコントロール性を感じ、スピン性能のあるので安心して振り抜くことが出来る。

　ノーマルのアルパワーよりラフ加工による球持ち感があるせいかスライスのコントロールもつけやすい。

　サービス・ボレー等も球のバラツキが少なく安定した返球が出来るので、変な小細工をしなくても相手を追い込むだけのパワーも感じ取れた。

　もっとシッカリした打感と反発が好みのひとはノーマルのアルパワーを選択してはいかがでしょうか？

　厚めのフラットドライブ系のストロークは、心地よい打感を楽しめる逸品である。

　発売されてから２０年以上もたつが、未だにトッププロ御用達のストリングである。

　人によっては、テンション維持が悪いとか言われることもあるが、張りたてとその後の打感の変化がそのように思われる一因だと思う（データ的には標準的なポリのテンション維持）。

　一般プレイヤーが使用する場合は、しばらくしたあとの打感に違和感なく使用できるのなら選択肢に一つになると思える。

　ただ、他メーカーのポリストリングと比べるとルキシロンは、全体的に値引率の低いストリングメーカーである。