Tecnifibre TGV【テクニファイバー TGV】インプレ レビュー

　ナイロンマルチでポリウレタンの配合が多いため、引っ張ったときの柔らかさと伸びはダントツ！

　表面はもっちりしつつもサラッとした手触りのストリングである。

　張り上げるときのクランプはシッカリとストリングを挟まないと表面のロウのようなもので滑る可能性があるため、注意が必要である。

　　ナイロンマルチのなかでも、柔らかさはダントツ！

　細い数千本のマルチフィラメントを束ねることで、フランスの高速鉄道TGVの名前のついた本ストリングは、反発スピードがアップしている。

　バックハンドスライスは、よくラケット面にのるので、コントロール性のある返球が可能である。

　性能維持としては、ストリングの表面がちじれたてきたらスピン性能が落ちる。

　ボールが飛びすぎたり、飛ばないようになれば、張替えのじきである。

　性能維持を考えた場合、同じテクニファイバーのNRG²（エヌ・アール・ジー・スクエア）のほうが切れる直前まで性能劣化が少なく、同じ感覚で使用することができる。

　対象プレーヤーは、フラット系ドライブ・スライスを中心とした年配のダブルスプレイヤーが、このストリングの特徴をとらえたプレイができるので、オススメである。

また、ヒジに不安のある場合や寒い時期のストリングとしての候補にもなり得る。