Tecnifibre RAZOR CODE【テクニファイバー レーザーコード】インプレ レビュー

　表面は少しツルッとした感じで、硬さはこれぞ「ポリ」という標準的な硬さと、粘りと反発がある素材に感じた。

　クロスを通すときもそれなりの通しやすさがあり、引張テンションの伸びはあまりなかった。

　ポリの中では標準的硬さであり、スイートスポットでフラット気味に強打すると、ボールが当たった場所が包み込むようにボールを捉え、一直線にスイング方向にボールが放たれる。

　擦るスピンは苦手なようなので、ボールを潰してのスピンをかけるようにスイングすれば、円形ストリングのスナップバックで、鋭くライン際に落とすことができる。

　スイートを外した場合の許容範囲は狭いので、極端に飛ばなくなる。スイートに当ててかつフラットでボールに当たると、暴発したようにボールが飛んでいく。

バックハンドスライスも、フラット気味にボールを運べば、一瞬ラケット面にのるので、低い弾道で深い返球が可能である。

　同じような硬さのポリで、こすり気味のスイングをする方は、ゴーセンのG-TOUR3を選択すれば、スイング軌道を活かすことができ、よくスピンがかかる。

　　サービスは、スイートの許容範囲が狭いせいか、フラット気味に当てれば威力のあるボールが打てるが、回転系のボールは特筆すべき結果は少ない。

　フラットドライブを主体とするプレイヤーなら、心地よい速いスピードボールを放つことができ、そしてバウンド後も威力衰えないので、打ち損じが少なくて、攻撃的なテニスをする人にはオススメできるストリングである。